相続手続きの御用承り候⚔️ 〜戸籍より始まる御家の御沙汰〜
相続手続きの現場では、戸籍の広域交付制度の開始により、これまでのように戸籍の内容を一つひとつ読み解きながら、本籍地のある各市区町村へ個別に請求するといった手間は、以前に比べて大きく軽減されてきています。
この広域交付制度は、令和6年(2024年)3月1日よりスタートした制度で、本籍地以外の市区町村窓口でも戸籍謄本等を取得できるようになったものです。
これにより、遠方に本籍地がある場合でも、最寄りの役所でまとめて戸籍を取得できるようになり、相続手続きにおける負担は大きく軽減されました😊
しかしながら、『制度があるから内容確認は不要』というわけではありません。
役所での手続きであっても、人の手が介在する以上、記載漏れや取得漏れといったミスが発生する可能性はゼロではありません。
そのため、必要最低限の確認はご自身で行っていただくことが大切です⚠️
特に近年の電子化された戸籍については、比較的読みやすく整理されているため、大きな支障が生じることは少ないでしょう。
一方で、いわゆる原戸籍(除籍)と呼ばれる古い戸籍は手書きで作成されており、当時の担当者の癖字や現在とは異なる表現、さらには文字のかすれや不鮮明さなどの影響により、内容の確認に時間や労力を要するケースも少なくありません。
また、戸籍は単なる手続き書類にとどまらず、ご自身の家族の歴史やルーツを知ることができる貴重な資料でもあります📜
相続手続きが完了した後に、改めてじっくり読み返したいと考える方も多くいらっしゃいます。
そのような場合にも、前述のような読み取りの難しさが影響することがあります。
ここでひとつ、簡単な実験をしてみましょう💡
以下の文章は、以前掲載した相続コラムの冒頭部分ですが、言い回しを変えると印象はどう変わるでしょうか。
【① 現代的な表現】
相続手続きのご相談について、『喫茶店やファミリーレストランで相談したい』というご希望をいただくことがあります☕
たしかに、普段のお仕事の打ち合わせなどでは、気軽に利用できる場所として喫茶店やファミリーレストランはとても便利な存在です。
そのため、『相談もそのような場所で十分では?』と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、相続手続きとなると事情は少し異なります。
相続のご相談では、財産の内容やご家族の状況など、どうしてもプライベートでデリケートなお話が含まれることが多くなります。
何気ない会話のつもりでも、周囲に第三者がいる環境では、思わぬ形で内容が耳に入ってしまう可能性もあります。
『大事な話だからこそ、しっかり相談したい』と思っていても、場所によっては無意識のうちに話しづらさを感じてしまうこともあるのではないでしょうか😟
【② 古風な表現】
かようなる相続手続きのご相談につき、『茶店や家族向けの料理屋にて語らいたし』との望みを受くること、ままこれあり候☕
たしかに、常々の商いの打ち合わせなどには、気軽に立ち寄れる場として茶店や料理屋はまことに重宝なるものにて候。
されば、『相談もそのような場にて事足りるにあらずや』と思し召す御仁もおらるるやもしれませぬ。
されど、相続の儀となれば、些か趣を異にいたし候。
相続の相談においては、財の内訳や家々の事情など、どうしても内々にて慎むべき、繊細なる話が多く含まれ申す。
何気なき語らいのつもりにても、周囲に他人の耳ある場にては、思わぬかたちにて話の内が漏れ聞こゆるおそれもこれあり候。『大事の儀ゆえ、しかと相談仕りたし』と思えども、場所の具合によりては、知らず知らずのうちに語りにくさを覚ゆることもござりましょう😟
いかがでしょうか。
言い回しが古くなるだけで、文章が分かりにくく感じられるのではないでしょうか。
ここまで極端な例ではないにしても、戸籍を読み解く際にも、これと似たような難しさを感じることがあります😨
戸籍の取得が簡単になったからといって、決して侮ることはできません👍
また、兄弟相続などの場合には、広域交付制度で取得できる戸籍にも限界がありますので、手続きが簡素化されたとはいえ、手間のかかる作業であることには違いありません。
アシスト合同法務事務所では、戸籍の取得サポートをはじめ、相続関係説明図の作成や法定相続情報一覧図の取得など、相続手続き全般を丁寧にサポートしております❗
『少し話を聞いてみたいだけ』『とりあえず相談だけ』という段階でも大歓迎です😊
拙者ども、いざ御用の折にはいずこへなりとも馳せ参じ、相続のお手続き、つつがなくお運び仕る所存にござりまするゆえ、何卒ご安心のうえお申し付けくだされ候⚔️✨

